2019年9月12日木曜日

動かしてはいけないカメラポジョン

以前、風林火山の如く撮影というブログを書きましたが、舞台の撮影に於いて、舞台幅サイズのカメラは動かしてはいけません。「静と動」、静があるから動は安心して寄れるのです。それを巷のビデオ屋さんは、カメラ2台カメラマン2名で撮影しているところが圧倒的に多いと思う。そして、引きカメは舞台幅サイズだけではなく、ダンサーのグループサイズまで寄らされることがある。そんな時に、次のダンサーが登場すれば見えた瞬間が映らないことになります。また、引きカメがグループサイズに寄っている時に暗転になったことがある。この時も、スイッチャーが「引きに戻してー」とインカムで言ってきた。舞台の大臣柱も見えない真っ暗な時に舞台幅サイズに戻せる訳が無いでしょう。まぁ、私は長年の経験があるプロですから、三脚のティルトとパンの位置、レンズに触れている指の角度による感覚で戻したら、問題のないサイズだったので、その修羅場を乗り切ったことがありますが。。。だから、舞台幅は固定の方が安心で良いのです。また、カメラ2台カメラマン1名の構成も昔からありますが、これでは、2カット目は常に舞台幅サイズになり、引きすぎの絵となります。以上のことから、ベストはカメラ3台カメラマン2名が理想的ですが、高価なカメラ3台に優秀なカメラマン2名の構成では、コストが跳ね上がり、小さな発表会では採算が合いません。そこで、当方は風林火山の如く撮影を編み出したのです。

2019年7月29日月曜日

ドキュメンタリー撮影の成功例

まだ、半人前の頃の話ですが、会社でNo.1のENGカメラマンの補佐として競走馬の出産シーンを含む音楽映像詩を九州の牧場に撮りに行った。メインのカメラマンは、まだ、産まれそうにないということで、九州の観光地を撮りに出掛けていた。私は、牧場待機班として、牧場周辺の映像を担当しました。そして、牧場では、母馬(ビーバー)に、「ビーバー、ビーバー」と声をかけ、近づいてくれると鼻をなでなでしてあげた。予定は一週間でしたが、産まれることはなく、滞在期間の延長を続けた。後半では、私の指にはビーバーの匂いが付いているのか、私が柵に近づくだけで、母馬が近づいてくれるので鼻をなでなでしてあげた。そんな中、ついに、出産の日を向かえた。夕方だった。早春の朝晩は冷え込み寒いので、牧場主が「カメラさん、寒いですからコタツに入って温もってください。」と言っていただいたので、休んでおりましたが、なんか気になって、「すみません。気になるので馬小屋を覗かせてください。」と言い行くと、母馬の背中から湯気が出ていたので、戻って牧場主に伝えると、「産まれるーー!」と全員が馬小屋に入った。私は、冷静かつ夢中で撮りつづけた。そして、馬の出産シーンの撮影に成功し、仔馬が立ち上がるまでを克明に記録撮影しました。一段落して牧場主から、「馬が人間にお尻を向けて産むことは滅多にない」と言っていただきました。ちなみに、メインのカメラマンにも連絡され、あくる日に仔馬を撮影しておりましたが、再生するとフィルターを間違えた為、カラーバランスが狂っていた。余程、悔しかったのだろう。

2019年7月18日木曜日

赤ちゃん誕生で聴きたい歌「産声-Birth voice」


82-year-old active Opera singer Kohdo Tanaka
昨年に続き2回目の田中公道テノールリサイタルの動画で、曲「産声(u・bu・go・e)」です。作詞:水村 純 作曲:松崎 令子 補作:田中公道 ◎原版ファイル 長さ⇒04:25 ビットレート⇒40.43Mbps メディアの種類⇒MP4 ビデオのサイズ⇒1920×1088  会場⇒大阪府和泉市久保惣記念美術館内市民ホール ※ご依頼による撮影であり各方面の許可をいただいた動画です。

2019年3月2日土曜日

Grass Valley EDIUS Pro 9 所有

2019年3月1日、ノンリニアビデオ編集ソフトウェアのGrass Valley EDIUS Pro 9 通常版バージョン9.31でスタート。3月3日(日)の撮影より編集開始です。